IgAとは?扁摘パルスをする為の手術と入院前検査

tonsillectomy-treatment11 IgA腎症日記

堀田先生との話で治療始めることが決まった後は
あれよあれよと言う間に、物事が進みました。

私がする治療は
扁桃腺摘出+ステロイドパルス療法(扁摘パルス)と言うものです。
手術と入院が必要になります。

なぜ扁桃腺摘出をするのか?IgAについて

何で腎臓とは離れた扁桃腺を摘出するのかはここでは簡単に。
IgA腎症のIgAとは本来、身体を守ってくれる免疫です。
この病気になると、なぜかIgAが
自分の腎臓の糸球体と言う部分を攻撃して、
そのせいで腎機能か衰えてしまうという仕組みです。
そのIgAを一番つくるのが喉にある扁桃腺!
扁桃腺は5才を過ぎれば必要じゃないので、
生きていて、免疫が働く度に腎臓を攻撃し続けてしまう位なら
取ってしまいましょうという治療です。

入院、手術の日程を決めていきます。

隣の部屋に移動し耳鼻科の先生と扁桃腺摘出手術の日程を決めます。
「たまたま11日後に手術室が押さえれるよ!
それを逃すと5月になるよ。どうしよう??」
と問われ、1番に考えたのは仕事の事‥‥

3月30日入院、短くても2週間入院。これはマズすぎる。
月末+年度末のダブルパンチ!!とてもじゃないけど休めない。
さらには4月には新入社員が入って来るのにお店を開けてしまう‥‥
どう考えても難しいよな、5月だなコレは。と半ば思いながら
でも堀田先生にあんなに、今すぐと説得して頂いたし‥‥と
駄目元で上司に電話。

今の体の事情と、仕事を離れることが心配だと話すと、
男気あふれる美人上司は
「前々からバカだなぁとは思っていたけど、ほんとにバカじゃない?
余計なことを考えずに、今すぐ手術の申し込みをしなさい!
何より身体を優先しなさい!変な心配ご無用!」
と背中を押してくれました。
(この優しさに、電話口で2泣目。
電話の間中、ほんとバッカだなーと言われ続けました笑
足を向けて寝られないなと思いました。)

検査をしていきましょう。えっ!?えっ!?

手術日が決まったことで、
日にちも無いので手術の前の検査をします。
血液検査、心電図、肺活量、血の止まり具合の検査などなど。
全身麻酔になる為、心臓とか呼吸とか出血とか
そうゆうリアルな検査が増えるんだなーと
しみじみ、なすがままに検査を受け

最後にもう一度、堀田先生のお部屋に。
「手術日、近くが取れてよかったね!良くなるよ!頑張ろう!」
と優しく迎えて頂きました。

「あっ、ちょっとそこに寝てくれる?」と横のベットを示され
なすがまま状態の私は何も考えず横になる。
「もう一個検査するよー」
と鼻に長い麺棒を入れられクリクリ!

(え???痛いよ???え??)
「ほら!」と血のついた麺棒を見せられる。
(そりゃそうだよ!痛いもん!)

「はい口開いてー」
(ダメダメその器具はダメな奴ーー!!)
喉の奥のと、鼻の奥の連結部分をこするように
L字の器具でグワングワン!!ガサガサ!!!

((無理無理無理無理、超痛い、苦しい!無理無理ー
味方だとおもってたのにぃぃーーーーーーーー痛すぎる!わーー!))
「ほらっ!!!」と血のついたガーゼを見せられる。

(そりゃそうだよ!!!痛いもん!!!)と内心思いながらも
痛みで小鹿のようにプルプル震える笑
本日3度目の涙は、ドッジボールを鼻で受けたように
頭で理解して、心で許していても、止められない涙でした。

tonsillectomy-treatment112

痛いから、事前に教えられなかったのか
直後、先生には優しい笑顔で肩をトントンされ、
看護師さんには無言で、でも力強く飴を握らされました。

落ち着いて聞くと、上咽頭炎の検査で
扁桃腺と同じように病巣になり得る部分ということで
一緒に治療することとなりました。
IgA腎症の治療で上咽頭のケアまでされるのは堀田先生だけだと
入院中に他の先生が教えて下さいました。

余談です

私は万年グマの持ち主で
中学生の頃から、どれだけぐっすり寝ようが
目の下に鎮座するクマと付き合い続けてきました。

痛すぎる検査の後に、なんて事も無いかのような口調で
「目の下のクマね、上咽頭炎の治療したら多分なくなるよ!」
と教えて頂きました。

クマで悩まれていたので朗報です!
ちょっと楽しみが増えました!

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